2018-03-16 回転する棒上のリングの運動 回転系 一端を回転軸で固定された十分に長いまっすぐな棒が、平面内を一定の角速度 で回転している。棒に沿って摩擦なく動くことのできるリングが差し込まれており、回転軸から の位置で半径方向の初速ゼロで放されたとする。その後のリングの運動を解析する。 半径方向の運動方程式は、 両辺に をかけて積分すると、 を得る。さらにこれを積分すると、 となる。直交座標にとりかえれば、 Algodooによるシミュレーションと、Polymathによる数値計算を併せて実行してみた。 追記(2020/04/30) リングが棒から受ける垂直抗力を要求されることがよくある。方位角方向の運動方程式 より、 を得る。これは回転系で現れるコリオリ力の効果にほかならない。ただし、重力がある場合は、それも考慮しなければならないことは言うまでもない。