電場
磁場
が一様に与えられた空間において、原点にから初速0で放した電子の運動。
運動方程式は、
第1式より、
で なので、。
第2式に代入すると、
として、積分すると
で より、
で より、
積分して、
で より、
以上より、次の結果を得る。
軌道は、 平面上のサイクロイドである。
電場 の存在により、電子の円運動がシフトしていくことになる。すると、
の速さで軸正方向に運動する観測者にとっては、電子の運動は等速円運動になるから、電場が消失することになる。これはもちろん、電磁場のローレンツ変換によって説明される現象である。