加速度が力に比例するのはなぜか?

運動方程式で、その物体に加わる外からの力と加速度が繋がってる理由って、絶対に説明不可能なのでしょうか?」
どの参考書や講義などでも運動方程式は成り立つものと仮定して全ての話が展開されていくことに疑問を持った、おマセな受験生の質問である(知恵袋)。別に「加加速度」が力に比例してもいいじゃないか、そうなっていないという確証はどこにあるのか、と悩みを深めているのである。


次のような回答を試みた。
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かなりひねった考え方ですが、ひねりが足りないです。
力とはそういうものとして運動方程式によって定義されている、と考えることもできるのです。

つまり、力ありきではなく、加速度と比例する作用として力を定義したと考えれば、お考えの解釈がいかに無駄なことであるかが理解できると思います。

力自体が運動方程式における発明品なのです。もちろん、歴史的にそういう流れとはなっていません。先験的に「力」というものの存在を認めた上で、その「力」という表し方をした作用と運動の関係を調べたら、実は加速度に比例する作用である、とわかったのですね。
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運動方程式は力の定義である、とする解釈には私は組みするものではないけれども、運動方程式は、先験的な作用としての力の意味を加速度とつなげることで明確化したと言えよう。