非弾性衝突を受けた連結系の運動

質量 M の質点に平面内を自由に回転できる同じ長さの2本の軽い棒をつけ、その先端にそれぞれ質量 m の質点を固定する。全体を直線状に伸ばしてなめらかな水平面上に置いた。図のように、質量 m の質点が中心質点に速さv_0で非弾性衝突して一体となった後、棒が回転して両端の質点が衝突するときの相対速さを求む。
f:id:yokkun831:20180324104356p:plain

続きを読む

バトンの弾性衝突

長さ 2r の軽い棒の両端に、質量 m の質点がついたバトンを、水平面から \theta だけ傾けた状態のまま自由落下させたところ、高さ h だけ落下して、なめらかで水平な床と完全弾性衝突してはねかえったとする。はねかえり後の運動を求める。
f:id:yokkun831:20180324100346p:plain

続きを読む

転がりにおける摩擦力の方向

質量 M 、半径 a の密度一様な円筒が、上部において力 F で引かれて転がる運動を考察する。注目すべきは摩擦力の方向である。

続きを読む

回転する棒上のリングの運動

一端を回転軸で固定された十分に長いまっすぐな棒が、平面内を一定の角速度 \omega で回転している。棒に沿って摩擦なく動くことのできるリングが差し込まれており、回転軸から r_0 の位置で半径方向の初速ゼロで放されたとする。その後のリングの運動を解析する。

続きを読む

ロケット推進における運動エネルギーの増加

ロケット推進において、加速しても減速してもロケットとガスの運動エネルギーの総和は増加する。減速するときは果たして?と心配になるが、燃料の化学エネルギーの一部が燃焼によって運動エネルギーとして解放されているのだから、自明ともいえる。このことを、運動量保存から検証してみた。以下の展開の前半は、ツィオルコフスキーのロケット方程式の導出と同じである。

続きを読む