「知恵袋」で次のような質問をみつけた。
出典:「反発係数と変形量の同時測定 : テニス・ボールはどれだけつぶれているか」
吉田 米夫, 高橋 徹, 小坂 純彰(物理教育 1985 年 33 巻 4 号 p. 284-288)
速さ2乗に比例する空気抵抗 を受けるボールで、初期高さと跳ね返り高さから反発係数を求めると
となる、とあるが導出は如何?
近似部分は により明らかだが、対称性のある美しい結果に魅かれて挑戦してみた。
速さ2乗に比例する抵抗を受ける鉛直運動は下記が参考になる。
上記ページの速度の時間変化の結果をそのまま流用しよう。
2) 高さ まで上昇するとき
速度の時間変化は
1)と同様、下向き正にとっている。
で より
すなわち
積分により
とおくと、
したがって、
のとき 、 とすると
すなわち
したがって、
1) 2) の結果により
を得る。