質点Aが等質量の静止した質点Bに弾性衝突したとき、衝突後の散乱方向が直交することはよく知られている。A,Bの質量が異なり、 とするとき、静止したBにAが速度 で弾性衝突したときのA,Bの散乱角 の関係を求めたい。
運動量保存とエネルギー保存を連立させるわけだが、衝突方向はBの散乱方向とわかっているから、反発係数1が簡明だろう。
※ は同じ向きに定義していることに注意。
第2式より
第1式に代入して
第3式に適用すると、
という関係を得る。
もちろん、上の をエネルギー保存に適用しても、計算がやや複雑にはなるものの、さほどの労もなく同じ結果に至る。
Algodooシーンのダウンロード
https://img.atwiki.jp/yokkun/attach/1/1525/dansei-shoutotsu-no-kakudo-kankei.phz