一般に並列ばねの合成ばね定数は
とされる。根拠は
だが、一般に2つのばねの伸びは一緒にならないので、あまり実用にならない。2つのばねの伸びが一緒になるように の作用点を調整しなければならないからである。
質量が無視できる棒に質点が固定され、図のように2本のばねで水平につりさげられている。この系の微小振動の固有振動数・周期はどうなるだろうか?
質点のつり合い位置からの変位 、棒の回転角を時計回りに とする。
棒の質量は無視でき質点にも回転の慣性はないから、力のモーメントはつりあっていなければならない。
と は独立ではあり得ないことになり、
となる。
復元力は
となり、固有角振動数
を得る。