「解析力学」(久保)の演習より。支点が水平に強制振動するときに起こる振り子の励振(共鳴)とうなり。
【問題】
長さ の単振り子の支点が,
に従って水平に振動するとき,振り子の運動について運動方程式を立て,振れ角 が小さい場合の近似を用いて運動を調べよ。重力加速度の大きさを とする。
※Algodooの設定は, [m]、 [rad/s] である。
Algodooシーンのダウンロード
https://www14.atwiki.jp/yokkun?cmd=upload&act=open&pageid=389&file=Resonance3.phz
【解答】
ラグランジアンは,
微分して,
したがって,運動方程式は
により,
となる。特解 とおくと,
したがって,一般解は
となる。共鳴角振動数は,
である。Algodooの設定ではうなりが起こり,うなりの周期は
[sec]
となる。Algodooシミュレーションでは, は微小角でありえず,うなりの周期は若干長めになっている。
(初稿:2010/05/02)